海津市よりご来店ありがとう御座います。 マークＸ リアフェンダーの板金（鈑金）修理塗装でのご依頼を頂きました。
野球のボールが当たったそうです！
早速作業を始めます。
凹んで居る部分の色を削って行きます。
この場所ですと何も道具が入らない為、スタッドと言う機械を使い表から時間を掛けて
大きな凹みを無くして行きます。（色が付いていては電気等が通らない為色を削り鉄板
を剥き出しにして電気の流れを良くしてスタッドと言う凹んだ所を引き出す為に用いる
道具を使っていきます）
写真では分かりにくかったですが最終的にはこの位の板金修理になりました。
板金修理終わりました、鉄板と色の際を滑らかにして行きます。
このお車は３コートパールと言いまして若干膜厚が厚く最初に丁寧に色の段差を
滑らかにして上げないと最終仕上がりに影響を及ぼす可能性が有りますので丁寧に
処理をして行きます。
滑らかに出来たら、板金した部分に粘土の様な物を塗ってさらに滑らかに平らに近付けて
いきます。
粘土（パテ）が研ぎ終わったらさらに下地を整える為に（防錆効果も有ります）
プライマリーサフェーサーを吹いて行きます。
関係ない所に付いてはダメなので周りを養生して行きます。
養生が出来たら何回か回数を分けてプライマリーサフェーサーを塗って行きます。
塗り終わったらセッティング時間を置いて強制乾燥していきます（時間短縮・シッカリ乾かす）
乾燥後、塗料の密着を良くする為に必ず塗装をする場所を細かなペーパーで足付け
を行います。
塗装する部分の全体の足付けが終ったら、塗装専用ブースに車を移動させ、塗装の準備に取り掛かります。
他の場所に色が掛かってはダメなので周りを丁寧に養生マスキングをして行きます。
マスキング完了後、脱脂作業と言う作業を行います（ホコリ・汚れ・軽い静電気防止）
この作業は、塗装する前には必ず行います、大事な作業ですので。
脱脂完了後、いよいよ塗装に入って行きたいと思います。
この車３コートパールと言いまして、３つの層で出来上がっていますので、
まず、ベースとなる調色した白色塗って行きます（板金てサフェーサーの塗った部分が
見えなくなるまでシッカリ色を止めます）
次に２つ目パールを塗って行きたいと思います。
分かりづらいですが、ベースだけの時と少し感じが違うと思います。
これがパールと言って太陽の光が当たるとキラキラと綺麗な輝きをさせている顔料です）
このパールもただ吹けば良いと言う訳でも有りません。
パールは回数を重ねれば重ねるほど色が濃くなるので、調色の時に何回で色を合わすのか
が重要になってきます。
最後に３コート目、色の保護・艶出しと言った役目をしてくれる半透明なクリアー
コートをして行きます。
塗装の感じが変わったのが分かりますか？
これで３コートパールの塗装が完了、セッティング時間を置いて強制乾燥して行きます。
乾燥後小さなホコリ等が付着している為取り除いていきます。
取り除いて行ったら磨いて完成です。
この度は、誠にご来店ありがとう御座いました。
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