今年の6月おろしの新車ホヤホヤのお車を、家の車庫でぶつけてしまわれたと言う板金・塗装のご依頼を頂きました。 (養老町よりご来店です)
お客様のお話のやり取りの中で、仕事から帰って来て気がフット抜けてしまい気が緩んだ時に少しバックし過ぎてしまい車庫中の荷物に当ってしまい大きなヘコミは無いけれども広い範囲で小さなヘコミが沢山有るのと目立ちはしないけれども、買って本当に間もないので直して欲しいとのご依頼でした。 で?お客様が2日で直して欲しいとのご相談が有りましたが!正直全ての作業を中断して今回のお客様デミオに集中しないと行けなくなるので2日は・・・・・と、お伝えして代車をお貸しして帰られました。
お客様のお仕事を知っていましたので、何とかして見るかと思いお預かりして直ぐに作業開始です。
(頑張るぞ~)
上の写真にも有りますが、確かに極端に大きなヘコミは無く無数に小さいの中ぐらいのと広い範囲でヘコミが有りました。
損傷箇所の修理当たってヘコミを出すのに専用機械を使って出して行くのですが、色が付いた状態では専用機械が使えないので色・塗膜を削って行きます。
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この様に色を削り鉄板をむき出しにした状態にして専用機械を使って行きます。
ヘコミを丁寧に順番に出して行き、引っ張って出した所が極端に高くならない様に仕上て行き、その作業が終わったら色の段差を綺麗に滑らかな状態にします。
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色の段差を滑らかにしたら、板金では取りきれない小さな波やヘコミを粘土の様なパテと言う物を使い綺麗な平面な状態を作って行きます。
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パテを塗り終わったら、熱を加えて行き強制乾燥させます。
乾きましたら、からペーパーの120番~240番を使いパテを研磨して行きます。
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パテの研磨後、さらに板金した箇所の下地を綺麗に整える為にプライマリーサフェーサーと言う、防錆効果・ペーパーキズの目消しと言ったとても万能な優れ物を使い下地をさらに整えて行きます。
プライマリーサフェーサーを塗るに当ったてプライマリーサフェーサーが余り必要の無い箇所に飛んでもダメなのでパテの周りを新聞紙やマスキングテープを使い周りを養生して行きます。
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プライマリーサフェーサーを数回に分け塗装して行きます。
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プライマリーサフェーサーも強制乾燥させシッカリ乾かします。
乾燥後、水研ぎペーパーの800番~1000番を使いサフェーサー研磨して行き、サフェーサー以外の箇所も塗料の密着を良くする為に1300番~2000番程度の細かなキズ足付けをして行き、作業完了後塗装専用ブースに車を入れ本塗装に入る下準備して行きます。
この時も、塗料が付着しては行けない箇所にはシッカリと周りを養生して行きます。
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色は、事前にお車に合わせて調色して置きます。
塗装に入る前に脱脂作業と言うホコリ・汚れを取り除く作業を必ず行い本塗装に入って行きます。
初めはバラ吹きと言って塗料のハジキ等が無いかチェックする為に薄くバラ吹きをして行き、下地が見えなくなるまで回数を重ねて行きます。
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下地のサフェーサーが見えなくなったら
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色の保護・艶出しと言ったクリアーコートに入って行くのですが、このマツダ デミオのカラー41Aと言う色は3コートパールの様に3工程有る塗装色なんです。
通常は2工程で1回目ベース・2回目色の保護・艶出しのクリアーコートで完了
3コートパールは1回目ベース・2回目パール・3回目色の保護・艶出しのクリアーコートで完了
このマツダ デミオは3工程で1回目ベース・2回目パールでは無く?クリアーの中に色の原色赤色を入れて塗装3回目に色の保護・艶出しのクリアーコートで完了です。
この2回目のクリアーは、ほぼ無色透明な物でその中に赤色を入れて塗装なんですが?これをやるかやらないかでは色の感じが全く違って来ますと言いますかこれをやらないと、このお車のボディー色にはならないのです。
で、2回目(クリアーに赤色を入れた物を塗装)
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少し艶感は有りますが、クリアーコートでは有りませんよ
そして、最後3回目の色の保護・艶出しのクリアーコートです
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何となく、分かりにくいですが艶感が違うと思います (苦笑)
で、塗装完了です。
セッティング時間を置いて塗装面の強制乾燥を行い乾燥後、塗装面にホコリ等が付着している場合などはホコリを丁寧に取り除き磨き込んで行き完成です。
最後に取り外した部品・マークなど取り付けて行き本当の完成です。
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何とか2日で納車する事が出来ました。(少し夜が遅くなりましたが (苦笑) )
お客様もお車が綺麗になったのと、ど~しても2日後には欲しかったと言う喜び2倍で喜んで頂きました。(ありがとう御座います)
この度は、誠に当社をご利用頂きありがとう御座いました。
(車をシッカリ自宅の車庫に止め終わるまで気を抜かないで下さいね)
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