後ろから車を当てられたと言う、追突事故のお車の板金塗装修理のご依頼を頂きました。
(オデェッセ 大垣市より)

お客様のお話の中で、追突されてからキーレスが効かなくなったとの事で、一緒に修理お願いしますとのご依頼でした。
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キーレスが効かないと言う事は?まず車のどこかがハンドドアーになっているとキーレスは効きません、室内のメーターパネル内にも有ると思いますが(普通車だと何処が開いているか場所まで分かるご丁寧な車も有り、ただドアがシッカリ閉まっていませんよ、とだけ教えてくれるランプも有ります)ハンドドアーだとランプが付いたりします。

では、作業に入って行きます。
一見?ぱっと見た所?当てられたと言うキズなどは分かりましたが、修理取り掛かるまではこんなに行きよいよくパネルが損傷しているとは思いませんでした!
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バンパーを外して見ると、やはりそこそこ損傷しているもので外観だけで判断してしまうと後から大変な事になってしまいます。

下に下がっている部分にバンパーが取り付く感じです
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このパネル全体の事をバックパネルと言っています。(パネルも二枚作られて居る場合は外側がアウター・内側がインナーと呼んでいます)
バックパネルも不自然に膨らんでいます、パネルのミミの部分もやたらと波を打っているぐらい凸凹しています。
損傷がなければこの様な状態にはならないので、ここでも追突された時の損傷で有る事も分かって来ます。
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左側ですが、右側とは明らかに違いが分かると思います。
バックパネル全体が押されて後ろ中に入っています。
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スペアータイヤを外して見ると車の中に水か溜まっていました
水が溜まるほどバックドアがシッカリ閉まらず隙間が出来、その大きく開いた隙間から水が車の中に浸入して来たと言う事が分かって来ます。
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(少し先に、水を取り出した写真です)
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次に、このお車のマフラーは左右出しのマフラーで左側のマフラーにも衝突時の痕跡が見受けられました。
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損箇所周辺の取り外しが終わった所で、何処を修正してこれば良いかと言う判断も出来た所で部品発注です。
今回、追突をされたと言う事でバックドア・リアバンパーなど新品取替えで作業を進めて行きます。

一度、新品部品の仮付けを行います。
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左右のテールランプなどの隙間・出具合などを確認、
そして、一番気になる所は?水が溜まっていたので、どの位中にパネルが入り込んでいるのかを確認して行き、その隙間をシッカリなくなるようにバックパネルを引っ張って修正して行きます。
(新品とは言えバックドア等、鉄板などの新品部品は塗装して有りませんので、ボディーに合わせ調色して塗装致します)

バックパネルの修正が完了後色などが割れていたりすれば、錆びない様に塗装をします。
今回は、色も割れる事無く綺麗に修正してくる事が出来ましたので塗装は致しません。

バックドア(ゲート)の塗装の準備に入ります。
このままの状態では、塗装しても塗料の密着が悪い為ゲート全体を足つけして行きます。
800番~1000番程度のペーパーを使いゲート全体を足付け

足付け後、塗装しやすい様に塗装スタンドに取り付けて行きます。
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塗装前の準備として必ず最後に脱脂作業をします。
脱脂作業は、ホコリ・汚れ等を取り除いてくれます。

塗装に入って行きます。
新品パネルの下地が見えなくなるまで何回かの回数に分け色を塗り込んで行きます。
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電気などを使い、色が透けていないかなど確認をして大丈夫でしたら、塗装最後に色の保護・色の艶出しと言った役割をしてくれるクリアーコートをして行きます。
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感じが?変わったのが分かりますでしょうか?(写真が遠過ぎました)

セッティング時間を置いて、塗装面の強制乾燥行います。

乾燥後、塗装面に小さなホコリなどが付着してしまったりするので、その付着したホコリを丁寧に取り除く作業をします。
取り除いた所を、磨き込んで行きます。

取り外した部品を順番に取り付けて行きます。
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ガラスはまだ取り付けていませんが、ガラスを取り付けて本当の完成です。

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最初とは違い、バックドアとバンパーとの出具合が綺麗に整っています。

最初にお客様にお願いされたキーレスが効かないと言った修理内容も、後ろからの衝突でバックパネルが入り込み、バックドアが微妙にシッカリと閉まらず半ドアになっていた為にキーレスが効かない状態でしたが、修正していく上でバックドアの閉まりも無理なくシッカリと開け閉めが出来ましたので、キーレスも問題なく使える様になりました。
そして?
最終確認として、室内に水が入り込まないか?(作業前に室内に水が溜まっていました)洗車をしつつ確認をして行きます。  

最終確認  オッケーでした。

この度は、誠にありがとう御座いました。

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