追突による、後ろバックドアのへこみ板金塗装修理・バンパーの取替えのご依頼を頂きました。(モコ 大垣市より)

後ろから当てられたと言う、お車の板金塗装の修理して行きたいと思います。
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矢印の範囲に損傷が見受けられました。
一見、一番目立つヘコミの所だけかな?と思ってしまいますが、(写真では、なかなか確認しづらい所です (汗) )
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バックドアを開け一番下側の部分が不自然になっています。(ヘコンでいます)

順番に修理して行きたいと思います。
まず、上の写真のバックドアの一番下のミミをヘコンでいない所と合わせて違和感のない様にラインを叩き出します。(叩き過ぎに注意です)
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最初とは?感じが違うのが分かって頂けますでしょうか?(もっと上手に撮ります)

バックドアの下のラインの修正が終ったら、表のヘコミ部分の板金修理です。
板金に用いる道具として電気を流してワッシャーを鉄板に取り付け引っ張り出すと言う板金方法を取りますので、色が付いた状態では電気が通らないので、色を削って行くのですが?
ヘコミのキツイ部分とその少し回りだけを削っります。
なぜ?他にもヘコンで居る箇所が有るのに色を削らないのか?
キズが深く入ってしまった為に後ろにキツク引っ張られた事により損傷箇所周辺にお起きな歪が出来た感じなので、一番ヘコミのキツイ箇所を修正していくうちに歪んでいた所が直る可能性が有るので、なるべくキズを大きくしない様に順番に引っ張り出して行きます。
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黒い線の部分は凹んだ時に出来た出っ張り(角が立った感じ)です。

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最終的にはこれだけの範囲になりました。(点々と見えるのが引っ張りだした跡です)

板金が出来ましたら、板金の跡引っ張り出し部分を綺麗に削って行き、なおかつ鉄板と色の境目を滑らかにして行きます。
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次に、粘土の様な物(パテと言っています)を板金した箇所に塗って行きます。
パテを塗った事により板金で出しきれない小さなヘコミや削った時に付く削りキズを取り除いてくれるためにパテを塗ります。

パテ乾燥後、ペーパーの120番~240番程度を使い研磨して行きます。
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研磨後、このままでは塗装に入って行けないのでプライマリーサフェーサーと言う優れものをパテの上に吹いて行きます。
この、プライマリーサフェーサーはペーパーキズや軽い色の段差などを取り除いてくれます。

サフェーサーを塗るに当たって、余り必要の無い所にサフェーサーが付着しては行けないので必要範囲だけ回りを新聞紙やマスキングテープを使い養生します。
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サフェーサーを数回分け吹いて行きます。
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乾燥後、耐水ペーパーの800番~1000番程度を使いサフェーサーを研いで行きます。

そして、塗料の密着を良くする為にサフェーサー以外の部分を細かいペーパー1500番~2000番程度で足付けします。
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足付け後、塗装専用ブースに車を入れます。

塗装の塗料が塗装しない箇所に付着しないように周りを養生して行きます。
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塗装に入る前に脱脂作業と言う、ホコリ・汚れを取り除く作業を必ず行います。
脱脂後、塗装に入って行きます。

前もってボディーに合わせ調色して置いた色を塗ります。
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下地のサフェーサーが見えなくなるまで色を吹いて行きます。
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下地のサフェーサーが見えなくなって来たら、少しずつ色を塗り広げて行きます、どうして色少しずつ塗り広げて行くのか?ボディーに合わせて調色はするのですが、全く一緒と言う調色は不可能に近い為この様に少しずつ色を塗り広げる事によって色の違いを分かりにくくしています。
この様な作業を、ボカシ作業と言っています。

最後に色の保護・色の艶出しと言ったクリアーコートをします。
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少し感じが変わったと思います。

セッティング時間を置いて塗装面を強制乾燥して行きます。

乾燥後、塗装面に小さなホコリが付着していたりする事が有りそのホコリを丁寧に取り除いて行き磨き込みます。

取り外した部品を順番に取り付けて完成。
バンパーは新品で取替えです。
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マーク等は後ほど取り付けます。

洗車して納車です。

この度は、誠にありがとう御座います。

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