大垣市よりご来店頂きました。以前に右側のドアミラーをぶつけてしまい取替えなくては行けない状態で、そのままでは運転上大変危ないのでドアミラーだけは早急に部品交換をされ、その時に以前から右のフロンフェンダーとフロントドアに凹みが有り気になっていたご様子で一体修理はどの位掛かるのか教えて下さいとの事でしたので、修理内容などで修理金額がどの様に変わるのかをご説明させて頂き少しでも安く済む方法でとの事での作業内容です。
フロントドアはリサイクルパーツで同色の物が有りましたので、ドアはリサイクルパーツのドアを損傷しているドアと取替えして終了です。（この様に同色の物が有りますと部品代+脱着工賃だけで済みますのでかなりお安く済むと思います、脱着工賃は大体￥４０００円～￥３０００円位でドアを開けた所のトリム内張り等が違う場合が有りますので、その様な物を取替えたりしなければならないので値段の違いが出てきます）
次に、ドアの前に有るパネル・フロントフェンダーと言いますが、このパネルは板金塗装で作業を進めて行きます。
写真では分かり難いのですが、色を削って有る箇所が凹んでいます。
凹んでいる箇所に裏から手や道具が入るので、凹んでいる箇所を鉄のかたまり当板と言う道具を使いハンマー使いながら平らに慣らして行きます。
鉄板が高くなった所を専用機械を使い鉄板に少々熱を加え高くなった所を絞って周りを正常な鉄板と同じ高さまで近づけて行きます。
板金が終ったら、粘土の様な物パテを塗って行きます。
板金ではなかなか取りきれない小さな波を、パテを使い平らな状態に形成します。
パテ乾燥後、１２０番～１８０番程度のペーパーを使い研いで行きます。
パテを研ぎ終わった時には触った感じ？違和感の無い平面を得られている状態になっています。
塗装に入る前に、もっと下地を丁寧に仕上なくては行けませんので、防錆効果・パテの研ぎキズ等を整えてくれるプライマリーサフェーサーと言う下地作りには欠かせない処理をいたします。
サフェーサーを塗りに当って、サフェーサーが必要の無い所に付着しない様に新聞紙やマスキングテープを使い周りを養生します。
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プライマリーサフェーサーを数回分け吹いて行きます。
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サフェーサーが乾燥後、８００番～１０００番程度の水研ぎをします。
サフェーサーが研ぎ終わったら、サフェーサー以外の所を１５００番～２０００番程度の足付けをして行きます。（塗料の密着を良くする為に足付けを行います）
足付け完了後、塗装専用ブースに車を入れ塗装の準備を行います。
今回、板金塗装するのは右のフロントフェンダーと言うパネルのみなので、車体から取り外し塗装を致します。
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塗装に入る前に、必ず脱脂作業を行います。
脱脂作業は、汚れ・ホコリ等取り除く為に脱脂作業を必ず行います。
リサイクルパーツを利用する右フロントドアに色を合わせ、フロントフェンダーに色を塗って行きます。
最初はバラ吹きと言って塗料のハジキチェック見たいな事を確認しながら一回目を吹きます。
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後は、数回に分け下地のサフェーサーが見えなくなるまで塗装します。
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下地が見えなくなったら、最後に色の保護・色の艶出しと言ったクリアーコートを塗装して行きます。
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クリアーを塗装する前とした後では感じが変わったと思います。
セッティング時間を置いて塗装面を強制乾燥します。（時間短縮と塗料を確り乾かす為に強制乾燥を行います）
塗装面にホコリ等付着してしまう事が有りますので、付着したホコリを丁寧に取り除き磨き込んで行き、取り外した部品を取り付けて行き完成です。
洗車して納車です。
この度は、誠にありがとう御座いました。
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